大規模災害発生時に備えて、千歳市災害ボランティアセンター設置・運営訓練を開催しました⛑
掲載日:2025.07.25
令和7年7月19日(土)、千歳市災害ボランティアセンター設置・運営訓練を開催しました。
本研修会は、大規模災害の発生に伴う災害VC設置時に円滑な設置・運営ができるよう、千歳市災害VC設置・運営マニュアルに基づき業務のシミュレーションを行い対応力向上を図るとともに、設置・運営に関わる関係者との連携を高めることを目的に開催しています。
今年度は、「災害ボランティアセンターマッチング・シミュレーションゲーム」と「実働訓練」を行いました。
災害ボランティアセンターマッチング・シミュレーションゲームは、被災者のニーズを把握し、次々と集まるボランティアを適材適所につなぐマッチングをカードキットを使用してシミュレーションできるものです。
参加された方からは、「実際の災害現場で起こりうる問題を想定して対応することで、現場の複雑さを実感できた」という感想や、「もっとじっくり話し合いたかったが、制限時間内での判断が難しかった」などの感想がありました。
実働訓練では、大規模災害時に円滑な災害ボランティアセンターの設置・運営を実現するため、受付係・マッチング係・ニーズ調査係・資材係など、各業務に分かれて模擬演習を行いました。
今年度は、業務支援ツール「kintone(キントーン)」を初めて導入し、これまで紙ベースで行っていた受付・ニーズ管理・マッチングなどの業務をキントーン上で一元管理し、情報共有の迅速化や作業の効率化を実際に体験していただくことができました。
参加者からは「紙ベースに比べて、受付がスムーズに進められた」との声も寄せられ、ICT化による効果を実感する訓練となりました。
災害ボランティアセンターの運営および被災者支援活動について理解を深める有意義な研修会となりました。
本会では、今後も大規模災害の発生に備え、地域の皆さまと連携しながら、体制づくりと支援の充実に向けた取り組みを進めてまいります。
ボランティアセンター運営事業は、赤い羽根共同募金の助成により実施しています。