行方不明高齢者等捜索模擬訓練を実施しました!
掲載日:2025.09.25
9月9日(火)と16日(火)に、千歳地域SOSネットワーク事業の一環として、行方不明や道に迷った高齢者を発見した際の適切な対応を学ぶための捜索模擬訓練を実施しました。
はじめに、千歳認知症の人と共にあゆむ会(はまなすの会)佐々木会長および千歳市認知症地域支援推進員の作田氏と富永氏による講話では、認知症高齢者への優しい声掛けについて、ロールプレイを通じて「良い例」と「悪い例」をわかりやすく紹介していただきました。
【悪い方法】
✖後ろから声をかける
✖急に名前を呼ぶ
✖早口で責め立てるように話す
✖「迷子になっていたから探した」などプライドを傷つける言葉かけをするなど
【良い方法】
〇正面からゆっくり目線を合わせて
〇散歩中にたまたま声をかけたような感じで(「良い天気ですね」「寒いですね」など)
〇(場合によって)「何かお困りですか?」「何かお手伝いできることはありま
すか?」
【声をかけられないとき】
〇警察やSOSネットワーク事務局(千歳市社会福祉協議会☎27-2526)に通報
〇背格好(服装などの身なり)、歩いている現在の場所・向かっている方向を知らせる
声をかけられなくとも「こんな人を見つけた!」という通報も早期発見につながる大事な情報です。おかしいと感じたらまず連絡をしましょう。
その後、捜索模擬訓練を実施では訓練エリア内に行方不明者役を2名を配置し、参加者は実際の捜索活動を体験しました。
参加者は5名程度のグループに分かれ、訓練エリア内で行方不明者役に対する捜索および声掛けを実施しました。
参加された方からは、「実際に自分で声かけしてみることで、声かけの難しさがわかりました。前から優しく、ゆっくり声かけを意識したいです」、「認知症の方との正しい関わり方を知れて勉強になった」などたくさんの感想をいただきました。
実際の場面を想定した訓練を通じて、認知症高齢者への適切な対応方法を学ぶ貴重な機会となりました。
参加いただいた皆さま、ご協力いただいた関係者の皆さま、ありがとうございました!
*千歳地域SOSネットワーク事業は、赤い羽根共同募金の助成により行われています。