【福祉の授業】富丘中学校で手話・視覚障がい者ガイドヘルプ・点字体験、認知症サポーター養成講座を行いました。

掲載日:2018.11.09

11月9日(金)に富丘中学校で「手話体験」、「視覚障がい者ガイドヘルプ体験」、「点字体験」、「認知症サポーター養成講座」を行いました。

手話体験の講師は、千歳聴力障害者協会の中田嘉男さんと田丸有子さんが担当しました。聞こえない方たちが「朝はどうやって起きているのか。」、「電話が鳴っていることにどうやって気づくのか」など、日常生活についてお話を聞いた後、「おはよう」、「ありがとう」などのあいさつ、自己紹介ができるよう名前の手話や指文字などを学びました。

(写真:手話体験の様子)

視覚障がい者ガイドヘルプ体験の講師は、千歳視覚障害者福祉協会の菊池悦子さんと菊池正明さんが担当しました。生徒たちは、2人1組となり、アイマスクを着けて見えない人と見えない人を案内(手引き)する体験をしました。狭い通路を通り抜けたり、テーブル席への誘導、階段を昇り降りするなどしました。見えないことを体験すると同時に、見えない方を安心して手引きするにはどうしたら良いか講師からアドバイスをいただきながら学びました。

(写真:視覚障がい者ガイドヘルプ体験の様子)

点字体験の講師は、佐藤徹さんが担当しました。点字は、視覚障がいのある方々が触って読む文字で、6つの点の組み合わせで作られています。点字器を使用して、「読み方」、「書き方」を体験しました。また、点字で作られた本や点訳された絵本を実際に手にとって触れました。生徒から「目が見えないことで今までに困ったことは」と聞かれ、佐藤さんは、「例えば、一人で買い物をすることは大変です。大根やじゃがいもなどの野菜は、触って何か分かるものもあります。しかし、パックに入っている惣菜などは触ることができません。周囲の人にどこに何があるのか聞かなければ買い物をすることができません。」と答えました。

(写真:点字体験の様子)

認知症サポーター養成講座の講師は、キャラバン・メイト※の今成光さんと高橋いづみさんが担当しました。認知症の方々が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるように、認知症の人やその家族の気持ちを理解し、適切にかかわるにはどうしたら良いかを学びました。

※キャラバン・メイトとは、認知症の基礎知識やサポーター養成講座を地域に展開するために、所定の研修を受けた講師役の方々のことです。

(写真:認知症サポーター養成講座の様子)