福祉の授業支援ボランティア養成講座(ボッチャを体験)を開催しました

掲載日:2019.12.12

11月21日(木)と12月4日(水)の2日間にわたって福祉の授業支援ボランティア養成講座(ボッチャ体験)を開催しました。


ボッチャとは、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールをいかに近づけるかを競うスポーツです。1984年からパラリンピックの正式競技となり、選手たちは、重度の脳性まひなど四肢に障がいがあります。見た目には激しい運動はありませんが、知的な戦略とそれを実行するための技術力、集中力がこの競技では求められます。

第1講座は、11月21日(木)、総合福祉センターで実施しました。
講師は、障がい者スポーツ指導員の佐々木しのぶさんと、千歳身体障害者福祉協会会長の伊東ミツ子さんが務め、16名の方が受講しました。
前半は、伊東会長さんの講演。

「福祉の授業を通して子どもたちに伝えたいこと」をテーマに、会の活動としてボッチャを取り入れた経過や学校での取り組みにおいて障がいの有無にかかわらずボッチャを通して子どもたちと交流することの大切さについて学びました。

後半は、佐々木さんから、ボッチャのルール、戦術と技術、審判と試合の運営方法など、実技を取り入れながら学びました。


投球方法も様々です~。


ボールを投げることができない選手が使用する「ランプ」を使い投球しました。


審判方法について学びました。白いボールにいかに近づくかがポイントです。

第2講座は、12月4日(水)に、市内の緑小学校の福祉の授業で実際に「ボッチャ体験」を実施しました。

最初に、授業開始前に集合してコート設営や授業の準備について学びました。

実際の授業では、審判や子どもたちの誘導や声かけをしながら、授業の進行を支援しました。


授業開始前に審判や試合の運営方法についておさらいしました。



子どもたちにルールを説明しています。

参加者からは、「初めてのことなので、とても新鮮でした。障がいの有無にかかわらず、素晴らしいプレーをする姿に感動です。」、「ボッチャはシンプルだが、奥の深いスポーツ、競技は技術と駆け引き(戦術)が明暗を分ける」、「老若男女、障がいの有無も関係なくできるスポーツ」となどの感想が寄せられました。
今後は、福祉の授業支援ボランティアとして、市内小中学校、高校でのボッチャ体験での活動が期待されます。