平成30年北海道胆振東部地震により被害に遭われた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

千歳市でも大きな揺れがありました。
お怪我はありませんでしょうか?
余震も続き、不安な日々をお過ごしの方も多いと思います。
体と心を十分に休めながら、
どうぞ今後もお気をつけてお過ごしください。

 

9月10日(月)

里美町内会館で開設された

「こども避難所」にお邪魔しました。

子ども避難所の様子】

この子ども避難所は、向陽台地区の小・中学生に向けて、
9/10午前授業で帰宅するお子さんに食事と遊び場を提供する
ことを目的として開設されました。

【午前中から準備に集まり始めたお母さんたち】

食材の供給も充分でなく、余震などの不安もある中、
子どもだけでお留守番をさせるのが心配、というお母さんの声から生まれました。
お仕事をされているお母さんは
「学校が始まったから子供がいることを理由に仕事を休むこともできないし、、、」
かなり切実なご様子。
お母さん同士で手を取り合い、助け合えることはとても良いですよね!

「今回の地震で不安になっているのは、子どもはもちろんだけどお母さんたちもそう。
こういう場でおしゃべりすることで、お母さんの不安も解消できるといいですよね。」
とお話しして下さった方もおられました。

 

【限られた食材の中で、少しでも喜んでほしい!】

お子さんはお弁当を持参してもいいし、
100円でカップ麺も提供されています。
品薄状態のスーパーでなんとか購入されたそうです!
「カップ麺だけだと足りない子もいるよね」
とおにぎりを用意したり、お菓子を差し入れてくれたり、
お母さん同士で助け合っています。

 

 

【カメラに笑顔を向けてくれました(*^^*)】

集まったお子さんは、ご飯を食べた後も
宿題をしたり、ゲームをしたり、思い思いに過ごしています。
『こども避難所』は17時まで開設されていたので、
お昼はおうちで食べたあと遊びに来る、というお子さんもいたそうです。

子ども避難所にはお母さん方が持ち寄ったゲームやおもちゃなどがあり、
みんなで遊べるような工夫もされていました。
最終的には43名のお子さんが来所されたようですよ!

 

 

【画像提供:上田さん】

向陽台地区には
『向陽台小学校』
『向陽台中学校』
『泉沢小学校』
の3校がありますが、今回はそれぞれの学校から
保護者の方がお手伝いに参加しているそうです。

発起人の上田さんは、
「向陽台は小学校が違っても幼稚園が一緒という子や、
小学校は別だったけど中学が一緒という子が多く、
スポーツ少年団も地区にひとつなので、
お母さん同士もつながりやすいのかもしれません。」
とお話しして下さいました。
確かに、準備をされているお母さん方もチームワークばっちり。
次々に来館するお子さんたちとも皆さん顔見知りといった様子。
地域がしっかりとつながっているんですね!

同じく発起人の作佐部さんからは、
「災害時は町内会を頼られる方も多いです。
向陽台は向町連の丸山会長がかなり動いてくれていましたが、
もっと市や他の町内会とも連携して、非常時を乗り越えていきたいです。」
と話されていました。

地域では避難所が閉まったことを心配をしている住民の方もいらっしゃったようです。
人員のことなら町内会でも協力ができるから、もう少し開けていてほしかった、との声もあり、
災害時こそ地域との協力が大切なのだと実感しました。
大変な時だからこそ、地域の力を発揮してみんなで乗り越えたいですね。

 

掲載内容についてのお問い合わせは
生活支援コーディネーター  浪花(0123-27-2525地域福祉課地域福祉係)まで